アン・ルイス「薔薇の奇蹟」「Honey Dripper」「Dri夢.X-T-C」
松田優作「壁」
Ruby「黒い地球儀」「永遠の唄」「麗しのミューズ」

「薔薇の奇蹟」(アン・ルイス)

赤いブーツのヒールの先を
匕首みたいにギラギラさせて
しらけた街角 けりあげりゃ
バラの奇蹟 まき起こる

水でぬらした かわのベルトが
欲しがる奴らの のどぶえあたり
毒ヘビみたいに からみつき
バラの奇蹟 まき起こす

今宵素敵なSugar Midnight
わたしごのみのRomantic
今宵二人でSugar Midnight
わたしごのみのViolence

今夜たっぷり 飲ませてあげる
ヒトラーみたいなすごい夢

バラの奇蹟が おとした夢は
DiamondをGinで割るのさ
ロマンチックなバイオレンス ワグナーみたい
甘い香りの味がする

「Honey Dripper」(アン・ルイス)

世間の奴らが 眠りの中で
馬鹿気た夢を見る頃
起き出して 起き出して 起き出して 起き出して 
あいつはゴソゴソと
スリル探しに待ちに出る
Honey Honey Honey Honey Dripper
Honey Honey Honey Honey Dripper

悪魔と天使をあやつりながら
夜の帳の中を
起き出して 起き出して 起き出して 起き出して 
足音しのばせて
手当たり次第に這いまわる
Honey Honey Honey Honey Dripper
Honey Honey Honey Honey Dripper

今夜もめかして ナイトムーヴァー
腰に自慢の NaGaDoSuさげて
淋しい夜の 切り裂きJACK
はすにかまえた Honey Dripper Honey Dripper

今夜もめかして ナイトムーヴァー
腰に自慢の NaGaDoSuさげた
噂のあいつは 切り裂きJACK
恋し みだれし Honey Dripper Honey Dripper


「Dri夢.X-T-C」(アン・ルイス)

気まぐれな夢幻境の彼方
虹色の風の中を抱きあって
くれないの夢の世界を 泳いでいたいの
つま先から音もなく 滑り込むあなたを感じて

Baby don't stop 光とボレロのファンタジー
Baby don't stop 星撒くわたしはジプシー
のみほすほどに X・T・C

流されて混成酒(リキュール)の丘を越えて
夢色のくつをはいて とんで行く
ヴィオロンの音色のような 不思議な旅立ち
こんな気持はじめてよ 夢の中に夢があるなんて

Baby don't stop スリルが織りなすファンタジー
Baby don't stop 紅差すわたしはジプシー


「壁」(松田優作)

下手な芝居をうつのはやめろ
うす汚い壁にかくれて
俺をだましたつもりかい
全くお前はトンマな奴だ

綺麗な服着て地獄へ行きな
ザコとじゃれてるヒマはない
3つ数えるそのすきに
俺の前から消えうせろ

俺にゃ大事な用がある
お前が隠れたその壁の
うす汚いその壁の
ドテッ腹に穴をあけろ

空気が汚れちまってるぜ
腹の中までまっ黒だ
奴らが平気ではく息を
俺がStopさせてやる

汚い奴らに汚くいく
これが俺のやり方さ
よそ見してくれ天使様
墓場になるよりゃまだましさ

「黒い地球儀」(Ruby)

億万年も生きてれば
多少のガタはくるもんさ
砂漠のようにひからびた
ハートに水を注してくれ

臆病風に吹かれたら
ひとまず鳥に身を変えて
飛んでみるのもいいかも知れないぜ
河が流れて行くように

青空なんてみえないけれど
太陽だってみえないけれど
どんよりよどんだ瞳の奥には
刺激がうすくてちょうどいい
塵芥をテーブルに並べたて
ワインがわりにドロ水飲んで
毒とペテンのガウンをはおり
核爆弾の愛をプレゼントするぜ プレゼント

オゾン層が破壊されて
人類が滅亡しても
俺には痛くもかゆくもないさ
欲に溺れた奴らの末路
みとどけてやる

俺は黒い地球儀さ

「永遠の唄」(Ruby)

Pa la papa〜 Pa la papa〜
Ah〜 Ah〜 Ah〜 Ah〜 Ah〜

太陽に抱かれて見る夢は
目が眩む程危険な恋の色
共に賭けた二人にはもう何ひとつ
閉ざされた壁など どこにもない どこにもない

真実は心のテレパシーさ
目を閉じ踊れば鳥になる
灼熱の太陽さえも今は
気がふれてしまうほど乱れてる 乱れてる

軌道を外れて炎になろうよ
宇宙を彷徨う惑星のように
オーロラの絨毯に今すぐ寝そべって
永遠の愛に魂を捧げよう

Pa la papa〜 Pa la papa〜
Ah〜 Ah〜 Ah〜 Ah〜 Ah〜

情熱のリズムに魅せられた
二人には似合いの風の旅さ
罪深きパラダイスへ惜し気もなく
身を任せてしまう程のぼせてる

世界中を虜にしてしまう
熱病に犯された二人は
たとえ命が尽きたその後も
あの世で楽しく共に暮らそう 共に暮らそう

Ah〜 Ah〜 Ah〜

軌道を外れて炎になろうよ
宇宙を彷徨う惑星のように
オーロラの絨毯に今すぐ寝そべって
永遠の愛に魂を捧げよう

Pa la papa〜 Pa la papa〜
Pa la papa〜 Pa la papa〜

Pa la papa〜 Come on Come on
Pa la papa〜 Come on Come on
Pa la papa〜 Come on a Baby now
Pa la papa〜 Come on Come on Come on Come on
Pa la papa〜 Come on Come
Pa la papa〜 Come on a Baby now


「麗しのミューズ」(Ruby)

硝子越しに 君は微笑む
遠くを見つめる 眼差しで
くちびるの赤が とても眩しくて
心奪われて しまいそうだよ

しなやかにいすに腰掛けて
軽くリズムを取る指先
わがままな俺の わがままな夢を
やさしく受け止めてくれた人

ブラウスの奥ではずんでる
テニスボールのような
素敵な夢の輝きに
今すぐふれてみたくて

OH 麗しのミューズよ 君の胸に抱かれてみたい
OH 麗しのミューズよ 天使の羽根で寝かせておくれ

清らかに澄んだ湖のような
君のすべてに出会うたびに
俺の心はおさえきれずに
早鐘のように高鳴るのさ

ブラウスの奥ではずんでる
テニスボールのような
素敵な夢の輝きに
今すぐふれてみたくて

OH 麗しのミューズよ 君の愛をおしえておくれ
OH 麗しのミューズよ 汚れた俺を浄めておくれ

OH 麗しのミューズよ 君の胸に埋もれてみたい
OH 麗しのミューズよ 天使の羽根で寝かせておくれ
OH 麗しのミューズよ 君の愛で満たしておくれ
OH 麗しのミューズよ 汚れた俺を浄めておく